マーケティング活動での人工知能への期待

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マーケティング活動での人工知能への期待

WEBと店舗のビジネス

WEB通販を取り上げてみましょう。扱える商品アイテム数に限界はありません。店舗なら店頭に並べられる品数に限界はありますが、WEBに限界なし。倉庫だって田舎の方に安いコストで在庫しておけばいいのですから、WEBと店舗に大きな差が生まれるのも致し方ないでしょう。

もちろん店舗販売にもメリットはあります。対面で接客することで、顧客の生の声を拾うことができます。美味しいパンを購入してくれた人が、実は自分で食べるのではなく、行く先々でお土産に配っていることが分かったとします。理由を考えると、普通の袋に入れたパンではなく、ちょっと梱包にお洒落なデザインを施していることからお土産に相応しいと考えられていることが分かります。そうなったら後はアイデアしだい。パンを8個ほど梱包できる箱を用意して本格的にお土産用のパンとして販売を開始するのです。

WEBの利点と限界

パンの事例は、WEB通販だとそのニーズを掴むのに時間がかかります。何でもかんでもWEBに置き換えるのは危険だということを教えてくれるエピソードです。

それでもWEBが注目されるのには、これまた理由があります。WEBを活用することで、顧客の多彩な情報をキャッチすることができます。例えば、男性なのか女性なのか、20代なのか40代なのか、学生か社会人かなどの顧客属性。それだけじゃありません。商品が売れたときの天気、湿度などの環境要因。平日か祝日か。

さらに、WEBを活用することで在庫管理や売上管理が連動するので、運用が楽になります。在庫が足りなくなればアラームで教えてくれるでしょう。仕入れ管理にも役立ちます。

WEBは膨大な情報が集まります。情報が集まるから分析することで価値のある情報を見出すことができるのです。仕事も効率化されるようになります。

ところが、情報が集まれば集まるほど、分析は複雑になり、膨大な情報を処理するためのIT投資コストもかさみます。情報が溢れる時代、情報を適切に扱うことが難しくなってきたのです。

マーケティング活動にAIを活用

情報が溢れる時代、その情報を価値あるものにするべく、人工知能への期待が高まっています。人間の能力では限界を迎える分析活動に、コンピューターの力を必要としているのです。

例えば、これまでは天気や季節が商品の売れ行きに影響していたと考えられていたことも、人口知能による膨大な情報をもとにした分析により、テレビで取り上げられたことが影響しているだとか、近所の競合店が閉店したことが影響しているなど、WEBの膨大な情報から人間では導き出せなかった答えを示してくれることが期待されるのです。

編集部 担当デスクB