人口知能の近未来が見えてきた

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人工知能を使ったサービス

人口知能がチェスの王者を倒したとか、ロボットと会話ができるとか、今一つ人口知能が生活の役に立つのだという実感を得ることができない人は多いでしょう。

先日、人工知能EXPOが開催され、そこでは実用的なアイデアがいくつも紹介されていました。そのいくつかを紹介してみましょう。

例えばこんなサービス。介護現場で人手不足が言われるなか、監視カメラに映る介護対象者の映像からどのようなサポートが必要かを瞬時に判断する人工知能のサービスが誕生しました。具体的に説明するとこうなります。

ベッドから降りようとしているのか、ベッドから落ちそうなのかを瞬時に判断します。判断するのは監視カメラの映像を解析する人工知能です。過去の膨大なデータを分析することで、画像の状況を判断することが可能になるのです。この人工知能のおかげで、常に付き添って介護する必要もなくなります。危険な兆候をつかんだ時にセンターから人を派遣すればいいのです。

現段階で人口知能が理解できる人の行動パターンはあまり多くないようです。立っている、座っている、寝ているなど、基本動作と言わざるをえません。お金を盗もうとしているといった複雑な行動を理解するにはまだまだ時間がかかりそうです。

離職を留まらせたい

若者が働く会社を探す時、給料や有休消化率、残業の多さなど気になるポイントはある。そんな中、通なら離職率も気になるところでしょう。

離職率が高いということは会社にとって大問題です。なぜなら、社員を育てるのに投資しているにもかかわらず、それを回収することなく手放してしまうのです。結果、どうせ辞めるからと気持ちで人材育成をないがしろにしてしまいます。悪循環ですね。

離職率を下げるために、人工知能が活躍しそうです。

人口知能エンジン「KIBIT」は、膨大なテキストデータを解析し、メールの文章などから社員のモチベーションを測ることができるそうです。例えば、社員の不安や、ストレスを感じている心理状態を数値化して表すことができます。その結果、早期に離職しそうな社員をピックアップ。人事分は先手を打つことができるというわけです。

恋愛相談

NTTが開発するAI「オシエル」は、gooの恋愛相談で800回以上ものベストアンサーに選ばれた、恋愛相談の人工知能です。gooに恋愛相談した人の中に人口知能が回答していることに気付いている人はどれほどいるのでしょうか。

ただし、人工知能が回答している内容は、過去に人間が回答した内容をもとにしています。人工知能が自分で新しい解答を導き出しているわけではなさそうです。そうすると、新しい課題にぶつかったとき、本当に人工知能が正しい解答を導き出せるのか。まだまだ人間を超えるには時間がかかりそうですね。

編集部 担当デスクA